AIの書いたコードの方が品質が高い?プログラマーは廃業か?【ChatGPT】
目次
- 悲劇!AIの書いたコードの方が品質が高い!?
- ChatGPTに「じゃんけんプログラム」を書かせてみた
- ChatGPTの書いたコードの方が品質が高かった
- 並みのプログラマーはAIに太刀打ちできるか?
- イラスト界隈を見てればこうなることは予想できた
- 著作権の壁は?
- もう少し先になるかなぁと思っていたが……
- プログラマーはAIと共存できるのか?
- 国は急いで対策をしたほうがいい?
- おわりに
悲劇!AIの書いたコードの方が品質が高い!?
悲劇というかまぁ、時代の流れと言いますか。
昨今はAIの躍進が目覚ましいです。
やれ機械翻訳だ、やれイラスト生成だ、とか。
でプログラミングも例外じゃないんですね。
特に最近はOpenAIの「ChatGPT」というAIが話題になっています。
このAIを使うと文章を書いたり詩を書いたり、ソースコードを書いたりが自動化できるんですね。
それで私も試しに使ってみたんですよ。
そしたらその性能に驚きました。
ChatGPTに「じゃんけんプログラム」を書かせてみた
私はお題を自分で出してそのお題のプログラムを自分で実装することがあります。
で、たまたま今日は「じゃんけんプログラム」がお題だったわけですね。
私はサラサラ~っと書きました。
歴戦のスーパーハカーである私にしたらこのようなプログラムは朝飯前です。
それでですね、何を思ったか「ChatGPTに同じ課題をやらせてみたらどうなるかな?」と。
興味が湧いてしまったんですね。
それでChatGPTに同じ条件のプログラムを書かせてみたんです。
そしたらね……。
ChatGPTの書いたコードの方が品質が高かった
なんとChatGPTの書いたコードの方が明らかに品質が良いんですよね。
私の書いたコードより。
まぁ私も言い訳するとそれほど真面目にコードを書いたわけではなく、お題の実装は息抜きもかねてやってるので、それの範囲でストレスが無いようにコードを書いたんです。
ですがChatGPTの出力したコードを見るとちゃんと定数も使っててじゃんけんのアルゴリズムも数学的に処理してるんです。
私はと言うとアルゴリズムのところはif文でべた書きでした。
おまけにマジックナンバーまで使っている始末です。
(^ _ ^) | おいおい |
そりゃ私もですね、仕事で書くコードにマジックナンバーなんか使わないですが、要は若干は手を抜いて書いたんですね。
しかしChatGPTは手を抜かずに100%のクオリティでコードを書いてきた、ということです。
手を抜く人間と手を抜かないAI.
果たして需要があるのはどちらか?
というと、なかなか自信が無くなってくるわけです。
並みのプログラマーはAIに太刀打ちできるか?
この「AIは手を抜かない」ってところは大きいですよね。
人間はそりゃ疲れるし集中力も切れますから手を抜くことはあります。
しかしAIはそんなことないわけです。
AIは電気があれば延々と動くし、手を抜くこともありません。
経営者から見た場合、魅力的なのはどちらでしょうか?
手を抜いてサボることもあるプログラマー?
それとも手を抜かない延々と働くAI?
私が経営者だったら採用するのはAIだと思うんですよね……。
そうなると現段階ですでに並みのプログラマーはAIに太刀打ちできなくなってる可能性があります。
これは由々しき事態です。
イラスト界隈を見てればこうなることは予想できた
プログラマーより先にAIに仕事のパイを奪われがちになっているのがイラスト業界です。
最近のAIは高品質なイラストをキーワードから生成できてしまいます。
おかげで「AI絵師」なる新しいキーワードも生まれています。
AI絵師はキーワードを考える人で、AIでイラストを生成します。
そうするとプログラマーも「AIプログラマー」という紛らわしいワードが出てくるのでしょうか。
つまりアルゴリズムをAIに考えさせるためのキーワードを考える人がAIプログラマーです。
AIが書いた方がコードの品質が高くなるのであれば、これは正当進化と言えます。
これからこういうプログラマーが流行っていくのかもしれません。
著作権の壁は?
しかしAIにも問題が無いことはないです。
それが著作権です。
AIは大量のコードを学習してコードを自動生成しています。
ですので、既存のコードをちょっと変えただけのコードを生成することもあります。
そうすると既存のコードを書いていたプログラマーから「著作権違反だ!」と言われてしまうのですね。
じっさいそういうことはすでに起こっていて、GitHubのCopilotとか問題になっています。
しかしこの著作権の問題は人間についても同じです。
人間がコピペしたコードには著作権がありますので、もうすでに人間はコピペマスターですから、AIのことをとやかく言えないところはあるわけです。
もう少し先になるかなぁと思っていたが……
AIによって人間のスキルの優位性が低下する。
これは必ず起こってくることだと私は認識していました。
しかし時間はもう少しかかるかなぁと思っていたんですが、ここにChatGPTです。
もはや人間の書いたコードの品質はAIの書いたコードの品質に劣ることがある、というのが現在です。
そうすると人間がコードを書く必要性も薄れてきますよね。
AIが書いた方が品質が良いんですから。
イラストなどは芸術作品なので人間が手書きする意味はまだあります。
しかしソースコードについてはどうでしょうか。
ソースコードは芸術作品ではなく、パソコンの命令書です。
たしかにソースコードにも美しさの定義はあります。
しかしどのような命令をパソコンに与えるかがあくまで重要であって、ソースコードは芸術作品ではないわけです。
たしかにソースコードで実現される結果には芸術的価値もあるかもしれません。
ですがそれを言うならすでにAIはその芸術的活動を行えているわけです。
プログラマーはAIと共存できるのか?
しかし本格的にAIがプログラマーの仕事を奪っていくのはまだ先でしょう。
なぜならAIには信頼性という問題があります。
AIの出力したコードをどこまで信用できるのか?
その信用をどのように担保するのか?
というところがAIにはまだ課題として残っています。
人間のプログラマーなら信頼できるプログラマーであればその人に仕事を任せたくなるのが普通の経営者の判断です。
まだ実用性がない得体のしれないAIを使うよりは信用のある人間のプログラマーを使うのが人の心情でしょう。
ですがこれは時間の問題です。
AIの活用例が増えて特定のAIに信頼が蓄積されていったら、そこで優位性は逆転します。
もしかすると「人間よりAIのほうが信頼できる」という時代もすぐ来るかもしれません。
そうなったらいよいよ職業の代替も始まっていく可能性があります。
国は急いで対策をしたほうがいい?
国は今のところこのAIムーブにはこれといった反応も示していません。
しかしゆくゆくは人間の職業がAIで代替されていく可能性もあります。
イラストレーター、ライター、プログラマーなど。
ですので社会保障的な面で国は急いで対策をした方がいいです。
ベーシックインカム的な制度が必要ならそれの導入も検討を急いだ方が良いでしょう。
AI失業者も出てくる可能性がありますのでそうなったときに我々がどうしたらいいのか、考える必要があります。
最終的には国に頼ることになるので、この辺は国が柔軟に対応してほしいところです。
おわりに
今回はAIの書いたコードの品質についてとその周辺の話をしてきました。
AIの躍進はまだ始まったばかりです。
これからもっと凄いことが起きていくでしょう。
ここ数年のAIの動向に注目! 要チェックや!
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