C言語の関数呼び出し: 返り値ありなし、引数ありなしの場合
目次
C言語の関数を呼び出す方法
C言語で関数を呼び出すには関数名にカッコ(()
)を付けて呼び出します。
func();
引数がある場合は引数をカッコの中に書き、
func(1, 2.34, "hige");
関数が返り値を返す場合は返り値を変数で受け取ります。
int result = func();
この記事では関数呼び出しについて具体的に解説します。
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関数を定義してみよう
関数をまずは定義してみましょう。
自作の関数を呼び出すにはまず関数を作らないと(定義しないと)いけません。
関数の定義は↓のように行います。
返り値の型 関数名(引数, 引数...) { 処理; }
たとえばint型の返り値を返し、引数にもint型の変数を取る関数は↓のように定義します。
int add(int a, int b) { return a + b; }
このadd()
関数は引数aと引数bを足し算してその結果を返り値で返す関数です。
いたって普通の関数ですね。
この関数を呼び出してみたいと思います。
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C言語の関数の作り方とは?処理をわけてプログラムをスッキリさせる
関数呼び出し
関数を呼び出すには↓のようにコードを書きます。
関数名(引数, 引数...);
先ほどのadd関数を呼び出すには↓のようにコードを書きます。
int result = add(1, 2); printf("%d\n", result); // 3
↑のコードでは関数addを呼び出しています。
関数addはint型の引数2つ取ります。
そして返り値をintで返します。
ですので↑のように呼び出すことができます。
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C言語の関数の引数の使い方
いろいろな関数呼び出し
いろいろな関数の呼び出しを見てみましょう。
返り値なし引数なし
返り値もない引数もない関数の呼び出しです。
関数は↓のようなものです。
void func1(void) { }
この関数は↓のように呼び出します。
func1();
この関数は何もしない関数なので呼び出しても何も起こりません。
まさに害のない健康的な関数と言えます。
返り値あり引数なし
返り値があり引数がない関数の呼び出し。
関数は↓のようになります。
int func2(void) { return 123; }
この関数は↓のように呼び出せます。
func2(); int func2_result = func2();
返り値は受けない場合は何も変数を書かなくても大丈夫です。
返り値を受けたい場合は返り値の型に合わせた変数を書きます。
↑の場合、変数func2_result
には123
が入ります。
返り値なし引数あり
返り値がなく引数がある場合です。
関数は↓のようになります。
void func3(int a) { } void func4(int a, double b) { }
これらの関数を呼び出すには↓のようにします。
func3(1); func4(2, 3.45);
関数の引数は複数書くことができます。
C言語では関数に引数がある場合はその引数を何らかの形で指定しないといけません。
つまり関数に引数が存在するのに呼び出し時にその引数を指定しないとエラーになります。
例外は可変長引数でこれは指定せずに引数を省略しても問題ありません。
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C言語の関数の引数の使い方
返り値あり引数あり
これは冒頭のadd関数を参照してください。
おわりに
今回はC言語の関数呼び出しについて詳しく見てみました。
関数呼び出しで処理が分岐します。
関数を使いこなしてC言語マスターを目指しましょう。
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