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仮想通貨とはわかりやすく言うと「デジタルナンバー」です

  • 作成日: 2022-08-12
  • 更新日: 2023-12-27
  • カテゴリ: その他

仮想通貨とは?わかりやすく解説

さいきん話題になっている仮想通貨
これをわかりやすーく解説しようという試みです。

仮想通貨とは一言で言うとただの「デジタルナンバー」です。
デジタルナンバー、つまりパソコンに打ち込まれている数字ってことですね。

  • 仮想通貨はただのデジタルナンバー

なんでこんなものに価値が出ているのでしょうか?
それについてもこの記事で具体的に解説していきます。

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仮想通貨は一言で言うと……

仮想通貨は一言で言うとただの「デジタルナンバー」。
これは間違いありません。

  • ビットコインはデジタルナンバー

なぜこんなものに価値が出ているのか、という点については後述するとして……。
デジタルナンバーと言うと皆さんどんなものを思い浮かべるでしょうか?

電卓の数字なんかはデジタルナンバーですよね。
ビットコインのデジタルナンバーはただの数字でも「記録される数字」と言うことが出来ます。

  • ビットコインは記録される数字

どこに記録されているかというブロックチェーンに記録されているわけです。
このブロックチェーンについても後述しますね。

サトシ・ナカモトの発明したビットコイン

ビットコインを発明したのは謎の人物であるサトシ・ナカモトという人です。
この人は日本人ぽい名前ですが名前の漢字や性別、国籍なども明らかになっていません。

つまり暗闇のベールに包まれた謎の人物ということです。
サトシ・ナカモトだと言われる人はこれまでも何人か挙げられていましたがその真偽は不明です。

  • サトシ・ナカモトは謎の人物

英語が非常に流ちょうなことから日本人ではなく外国人である説が濃厚だと言われています。

サトシ・ナカモトが発表したビットコインの論文に賛同が集まり、その賛同者と一緒にサトシ・ナカモトが開発したのがビットコインです。
今ではビットコインはトレンド(流行)になっていますので凄い発明をしたものですね。

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なぜデジタルナンバーに価値が出ているのか?

それでなぜただのデジタルナンバーのビットコインにこんなに価値が出ているのでしょうか?
ビットコインの価値を担保するものは↓の通りです。

  • 希少性の価値
  • 人々のビットコインへの期待感

これら2つがビットコインの価値の根拠になっています。

ビットコインが持つ希少性の価値

希少性の価値(きしょうせいのかち)」とはどういうものでしょうか?
これは簡単に言うと「数が少ないものは貴重だから価値が出るよね」というものです。

たとえばダイヤなんかは中々取れないので鉱石として価値が出ています。
ダイヤもただの石なのに価値が出ているのは不思議な話ですよね。

それと同じでビットコインも「発行上限枚数(はっこうじょうげんまいすう)」というのが決められています。
これは「この数以上はビットコインを発行したらダメ!」という決まり、ルールです。

ビットコインはソフトウェアなのですがこのルールを守って設計されています。
ビットコインの発行上限は2100万枚です。
ですのでそれを超えた枚数は発行できません。

しかし現実的には小数点以下のビットコインも扱えるので、論理的には無限のビットコインを発行できます。
たとえ残りのビットコインが1ビットコインしかなくても0.000000001ビットコイン発行するとかができちゃいます。

そう考えるとビットコインの持つ希少性も本当に希少性と言って良いのかわからないところですね。

🦝 < ほんとに希少性があるのか?

🐭 < それは疑問

ビットコインに対する期待感から価値が出ている

あとはビットコインに価値が出ている理由として世界の人々のビットコインに対する期待感があります。
ビットコインに期待する人たちがいてビットコインを買うからビットコインに価値が出ているわけですね。

人が期待し価値があると認めたものには価値が出るんですね。
なんともいい加減な話なんですが実際そうなんです。

  • 人々が期待し認めるとそれに価値が出る

世の中の「価値」というのはそれぐらい曖昧なものです。
人々が期待するから価値が出て、期待が失われれば価値も無くなる。

たとえば芸能人を考えてみてください。
芸能人は人気が高まれば価値が高まりますよね。
しかし不祥事などを起こせば価値は暴落します。

それぐらい人々のつける価値というものはいい加減なものってことです。

ビットコインがあると何が嬉しいのか?

それでビットコインがあると何が嬉しいのでしょうか?
人々はビットコインに何を期待しているのでしょうか?
ビットコインで実現できることとは?

これはまとめると↓になります。

  • ビットコインで個人間の直接取引が可能に
  • 個人間の取引ができると何が嬉しいのか?
  • 中間マージンを取る人間を抜きに取引ができる
  • 中央集権的な業者が必要なくなる

ビットコインで個人間の直接取引が可能に

個人間の直接取引」というとむずかしいなーという感じです。
これは簡単に言うと、モノを売りたい人がいて買いたい人がいたら、その人たちだけで売買ができるというものです。

たとえば家でリンゴを育てていてリンゴを収穫しました。
そのリンゴを売りたいわけですね。
そういう場合は「買ってくれ」と街の中の人に宣伝するわけです。
そして「リンゴを買ってもいいよ」という人が現れたら、その人にリンゴを売ればお金が手に入ります。

これが現実世界での直接取引です。
こういうことをネットを通してできるようにしたのがビットコインということですね。

  • ネットを通じて直接取引ができる
  • これがビットコインの最大の特徴

ビットコインが始まったころはピザをビットコインで買いたいという人がいました。
その人は他の人から1万ビットコインでピザを買いました。
このように直接取引ができるのがビットコインの特徴です。

つまりビットコインを通貨(お金)として扱うということですね。

個人間の取引ができると何が嬉しいのか?

それで個人間の直接取引ができるようになると何が嬉しいのでしょうか?
これはまとめると↓が嬉しいわけです。

  • 中間マージンを取る人間を抜きに取引ができる
  • 中央集権的な業者が必要なくなる

なにやら難しい言葉がならんでいますね。。
簡単に解説しますからね。

中間マージンを取る人間を抜きに取引ができる

中間マージン」というのはどういうものでしょうか?
これは個人の取引の間に立っている人が貰う手数料のことです。

たとえばさっきのリンゴの話。
リンゴを売りたい人が別の人にリンゴを買ってくれる人を探してくれと頼みました。
リンゴを買ってくれる人を探す人は人を探して見つけました。
そしてリンゴを売りたい人はその人にリンゴを売りました。
買い手を探してくれた人は手数料として売り上げの10%を貰いました。

というのが中間マージンの仕組みです。
つまり取引の間に立って何かしてくれる人がいて、その人が売り手から手数料を貰ってると言うことですね。

ビットコインでは理論的にはこの中間マージンを取る人が必要なくなります。

中央集権的な業者が必要なくなる

中央集権的な業者」というのも難しい言葉です。
これは簡単に言うと「力が集まりやすい業者」のことを言います。
たとえば通販における通販サイトなどがそうです。

ネットでの中間マージンを考えてみましょう。
ネットで買いもをするときは通販サイトなどを利用すると思います。

通販サイトはいろいろなお店の商品を置いて売っていますよね。
買い手はその中の商品を選んで通販サイトで買います。

そうすると通販サイトはお店から中間マージンを取ることができます。
そしてそれが通販サイトの利益になるわけです。

  • この通販サイトが中央集権的な業者

タダで仲介してくれる人なんていませんから中間マージン取ってなんぼなのが今のネットです。
しかしビットコインでは個人間の直接取引が可能になるのでこの中間業者が必要なくなるということです。

ビットコインはどのように実現されているのか?

それでビットコインはどのように実現されているのでしょうか?
ビットコインの仕組みは?
ビットコインはどうやって動いているの?

ということですがビットコインは「ブロックチェーン」というものを土台にして動いています。

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ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンとはサトシ・ナカモトがビットコインを実現する際に生んだ技術のことを言います。

ブロックチェーンとは簡単に言うと「色々な人(パソコン)にデータを預けて管理する」というものです。
ビットコインの取引ではその取引の履歴をどこかに保存する必要があります。
その保存先がブロックチェーンです。

  • ブロックチェーンに取引履歴を保存する

ブロックチェーンのデータはパソコン同士のネットワークの中で共有されていてだれでも見ることができます。
取引履歴はそのネットワークに接続している各パソコンに保存されます。

このネットワークのことをP2P(ピア・ツー・ピア)ネットワークと言います。

  • ブロックチェーンはP2Pネットワークで実現されている

ブロックチェーンではデータは色々なパソコンに保存されます。
また仕組みとしてデータを改ざんしたりするのが難しくなっています。
そのためデータの保存先として信頼性があります。

ビットコインはブロックチェーンから生まれている

実はビットコインというのもブロックチェーンから生まれているものです。
どういうことでしょうか?

ブロックチェーンに取引履歴を保存するときに、「大量の計算処理」が必要になります。
この「大量の計算処理」を「マイニング」と言います。
そしてマイニングを行う人(パソコン)のことを「マイナー」と言います。

  • 計算処理をマイニングと言い、
  • マイニングを行う人をマイナーと言う

なぜマイナーの人たちはマイニングをタダでやってくれるのか?
というところですが、実はマイニングの報酬としてビットコインが新しく発行されるのです。
マイナーはその新しいビットコインをゲットしたいがためにマイニングをしているわけですね。

このようにビットコインというのはブロックチェーンの仕組みの中から生まれています。
つまりブロックチェーン無くしてビットコインは成り立たないし、その逆もしかりというわけです。

ビットコインのこれから

ビットコインはこれからどうなっていくのでしょうか?
ビットコインの将来性は?

というところですが、ビットコインは今のところ通貨としてはあまり機能していません。
というのも価格が乱高下しすぎていて価値が安定していないからです。

そのためビットコインは「暗号資産」という呼び方が最近は一般化してきています。

私の予想ではまだビットコインは先行きが不透明と言えそうです。

2022年の大暴落

その証拠にビットコインは2022年に大暴落しました。
おかげでビットコインを持っている人は阿鼻叫喚の嵐です。

このような大暴落を繰り返すのもビットコインの特徴です。
ですので投資というよりは投機の要素が強いモノと言えます。

おわりに

今回は仮想通貨についてわかりやすく解説しました。
仮想通貨は一言で言うとデジタルナンバーです。
なぜただのデジタルな数字に価値が出ているのか非常に不思議な話です。
しかしそれが人間の面白さなのかもしれませんね。

🦝 < 仮想通貨で億万長者!ウヒャヒャ

🐭 < あ、暴落しました……