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現実問題への対処方法:いかにして問題に取り組むか?

  • 作成日: 2023-08-05
  • 更新日: 2023-12-24
  • カテゴリ: 生活

現実問題への対処方法

この記事では現実の問題への対処方法を考えます。
この問題の解決方法は筆者の経験則をたぶんに含みます。

問題が起こると人は慌てて失敗をすることもあります。
そういった問題が起こらないようにどうしたらいいのか書いていきたいと思います。

その1. 問題が起こったら情報を収集する

まず、問題が発生したら最初にやることは情報の収集です。
その問題に関連する情報を現場や本やインターネットで収集します。

情報のソースは信頼できるものや、多数の意見が見られるものを採用します。
また、情報が対極の情報で分かれている場合は、どちらの情報が正しいのか検討します。

複数の情報が交錯している場合

問題の解決の判断に使用する情報が、複数の意見が対立している場合などは慎重になったほうが良いです。
どちらの情報が正しいのかわからないからです。

仮に情報Aが正しいと判断して問題を解決しようとします。
しかししばらくして情報Bが正しいと判明しました。
その場合は自分が間違った情報で行動してしまうことになり、リスクとなります。

間違った行動の結果は自分の責任になってしまいます。
ですのでこの情報の収集では信頼性のある情報を収集するのが大事です。

その2. 問題が起こったら突発的な行動をしない

問題が起こると人は行動をしてしまうことがあります。
その問題をどうにかしようと、その時のひらめきなどで判断して行動をします。

しかしこのような突発的な行動は大変危険です。
その行動が問題を悪化させる場合もあるからです。

ですので基本的には問題が起こったら突発的な行動は避ける。
よく考えてから行動を起こす、と言うことが大事です。

失敗が失敗を生み、最終的に手が付けられないほど問題が悪化する、これが最悪のケースです。

その3. 専門家の意見を求める

問題について詳しい専門家がいれば、その専門家から意見を求めたほうが良いでしょう。
専門家も意見が分かれることがあるので、可能なら複数の専門家に聞いたほうが良いです。

たとえば法律関係のことなら弁護士、医療関係のことなら医師が適任と言えます。
ただし問題によっては本当に専門家の間でも意見がわかれてしまいます。
専門家も自分の知識と経験で判断していますので、万人が同じ結論になるとは限りません。

しかし信頼できる情報ソースと、専門家の助言があれば、これは問題解決の材料となります。

また専門家も自分の得意分野があり、得意分野以外のことはあまり知っていないことがあります。
弁護士であれば刑法に詳しいとか民事に詳しいとかわかれます。
その点は弁護士に意見を求めるときに念頭に置いたほうが良いでしょう。

その4. 「沈黙が金」と心得る

「雄弁は銀、沈黙は金」と言います。

大抵の問題の場合、沈黙することが正解であることがあります。
つまり具体的な行動を起こさずに沈黙し問題を見つめることです。

時間が経つと、その問題に対する自分の認識も変化していきます。
ですので沈黙は問題発生から時間を置いてよく考える、という面でも有効です。

ただし緊急性のある問題、たとえば交通事故や熱射病などはすぐに行動を起こしたほうが良いでしょう。
そういった緊急性のある問題ではなく、それが本当に問題なのか? という疑問が生じるような問題はよく問題を吟味したほうがいいでしょう。

実際、問題が発生してもそれが本当に問題かどうかはすぐにわからないことがあります。
時間を置いてみたら大した問題じゃなかった、というケースもありますので慎重になったほうが良いです。
もちろん緊急性のある問題は別です。

その5. 問題を分析する

情報や専門家の助言が得られたら、次はその問題の分析を行います。
問題の分析で重要なのは次の点です。

  • その問題が本当に問題なのか?
  • その問題が起こすデメリットは?

まず、問題が本当に問題なのか、分析が必要です。
問題に問題がなく、自分の勘違いだったというケースも多いです。
そのため収集した情報や専門家の助言を得てよく問題を分析します。

そしてその問題が起こしうるデメリットについても分析します。
デメリットが大きくなければ問題を放置する選択肢も十分考えられます。
いっぽうデメリットが大きく、問題による影響がクリティカルな場合は何か対策をしたほうがいいでしょう。

その6. 複数の解決策を考え整理する

次にその問題に対する解決策を考えます。
どのようにしたらその問題が小さくなり消滅するのか、というところです。

また、問題の解決策は複数考えることが大事です。
問題を多角的にとらえて、その問題を分析し、解決策を考えます。

また解決策が浮かぶとすぐにそれを実行したくなりますが、それは思いつきによる実行になるため控えたほうが賢明でしょう。
思い付きの解決策はたいてい時間が経つと大して効果がないとわかるか、あるいは逆に問題を悪化させる場合があります。

ですので考え着いた解決策はメモに残し、それを時間をかけて検討したほうが良いです。
行動にはかならず2つの作用が伴います。それが

  • メリット
  • デメリット

の2つです。
考え着いた解決策は、大抵の場合メリットしか見えていないことが多いです。
ですのでその解決策のデメリットについてもよく検討したほうが良いでしょう。

その7. 最良の解決策を見つけたらそれを実行する

問題をよく分析し、解決策の候補を出し、それを吟味し、解決策を実行したほうが良い場合はその解決策を実行します。
その解決策によって問題が沈静化するか、あるいは悪化するかはわかりません。
ですので解決策の実行は最終フェーズです。よく考えて慎重に行いましょう。
時間をかけて問題をよく分析していない場合は、大抵の場合、分析が足りない場合がありますのでもう一度よく分析してみましょう。