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プログラミングのベストなエラー解決方法3つ

プログラミングのエラーが発生したら?

プログラミングをしているとよく遭遇するのがエラーです。
このエラーを解決することを「エラー解決」と言います。

エラーの解決には決まった↓のような王道があります。

  • エラーメッセージを読んで修正する
  • エラーメッセージをググって修正する
  • 他人に聞いて教えてもらう

この記事ではエラー解決方法について↑の3つを紹介します。

エラーの解決の上達はプログラミングの上達にかかせないものです。
エラーの解決力が上がれば自然とプログラミングのスキルも上がっていきます。

エラーはいつ発生するのか?

エラーはいつ発生するのでしょうか?
エラーはプログラミングで発生します。
プログラミングで作ったプログラムを実行すると、端末に文字がだーっと表示されます。

その文字には「Error」とか「エラー」が含まれています。
これがプログラミングにおけるエラーです。

たとえばPythonでは↓のようなものがエラーメッセージです。

Traceback (most recent call last):  
  File "a.py", line 1, in <module>  
    a = b  
NameError: name 'b' is not defined  

エラーが発生したらまずやること

エラーが発生したらなにをすべきでしょうか?
エラーが発生したらまずはそのエラーを認識します。
「ああ、エラーが起こったんだな」という認識です。
この認識によって脳がエラー解決のモードになります。

プログラミングとエラー解決は似ていますが、質が異なります。
そのため意識的にエラー解決のモードに移れるようにしておきましょう。
この切り替えがスムーズだとストレスが少ないです。

エラーの解決の種類は?

エラー解決の種類は先ほども紹介しましたが↓の3つです。

  • エラーメッセージを読んで修正する
  • エラーメッセージをググって修正する
  • 他人に聞いて教えてもらう

1つずつ見ていきたいと思います。

エラーメッセージを読んで修正する

まずは一番基本的な解決方法です。
それは出力されたエラーメッセージを読んで、エラーを解決するという方法です。
これが最も基本的な解決方法になります。

他にはあてずっぽうで適当にエラー解決する方法もあるにはありますが、ここでは取り上げません。
なぜかというとこれはベテランの開発者の勘によるものだからです。そのため参考にはなりません。

基本的なエラー解決方法は一番最初に試すべき方法です。
エラー解決モードに脳を切り替えたらエラーメッセージを読むようにしましょう。

エラーメッセージをググって修正する

次に基本となるのがエラーメッセージをググって解決する方法です。
出力されたエラーメッセージをクリップボードにコピーして、それをGoogleの検索バーに貼り付けます。
そして検索ボタンを押して検索し、結果のページを見てエラー解決方法を探します。

他人に聞いて教えてもらう

最終手段とも言えるのが、他人に聞いてエラーメッセージを解決する方法です。
自分の周りの人やネット上の人にエラーメッセージを見せて、解決方法を知らないか聞きます。
これが一番楽です。

楽ですが、これに慣れると自力でエラー解決できない人間になってしまいます。
ですのであくまで最初は自力でエラー解決するつもりで取り組みましょう。

エラーメッセージを読む

エラーメッセージを読んでエラーを解決する場合は、たとえば先ほどのPythonのエラーでは、

Traceback (most recent call last):  
  File "a.py", line 1, in <module>  
    a = b  
NameError: name 'b' is not defined  

NameError: name 'b' is not defined」というのがエラーメッセージです。
このメッセージを読んでエラーを解決します。
ちなみに↑のエラーメッセージは「名前エラー: 'b'が未定義です」と書かれています。

メッセージのコピーを取る

エラーメッセージを読んでエラー解決する場合は、出力されたエラーメッセージをエディタなどにコピーしておくようにしましょう。
端末が更新されるとエラーメッセージが消えてしまうため、念のための避難です。
まぁプログラムが同じなら、またエラーを出させればいいのですが。
しかし備えあれば何とやらです。コピーを取っておくようにしましょう。

英語で書かれたエラーメッセージ

英語で書かれたエラーメッセージを読むには英語のスキルが必要です。
プログラミングで使うソフトウェアは主に英語圏で発達しているため、エラーメッセージは英語であることがほとんどです。
この英語のエラーメッセージはソフトウェアの開発者が手作業で書いています。
そのためソフトウェアによってエラー内容が異なります。

機械翻訳を活用する

英語で書かれたメッセージの解読には機械翻訳を活用するようにしましょう。
最近は機械翻訳サイトによって色々な言語を自分の母国語に変換することが出来るようになっています。
代表的なサイトは↓の2つです。

翻訳サイトにエラーメッセージをコピペするときは、内容に個人情報などが含まれていないか注意しましょう。

エラーメッセージをググる

エラーメッセージを読んで解決方法がわからなかった場合は、エラーメッセージをググります。
「ググる」とは「Googleで検索する」ということです。
↓がGoogleのサイトです。

Google検索の活用

Googleの検索バーにエラーメッセージの一部をコピペして、検索ボタンを押します。
そうするとそのメッセージに関連したWebページが一覧に表示されます。
それらのページを見ていくことで、エラーを解決していきます。

エラーメッセージはどこをググればいいのか?

エラーメッセージには文字列が多く含まれていますが、肝心な部分は少ないです。
そこを見極めて検索するようにします。
たとえば先ほどのPythonのエラーで言えば、

Traceback (most recent call last):  
  File "a.py", line 1, in <module>  
    a = b  
NameError: name 'b' is not defined  

↑のエラーメッセージの内、肝心な部分は「NameError: name 'b' is not defined」です。
ここにエラーの具体的な内容が書かれています。
この内容をGoogleで検索すれば、関連するWebページが多数ヒットします。

ネットに存在するエラー解決方法

ネット上には無数のWebページがあり、その中にはエラーの解決方法を書いているページも多数あります。
これらのページはブログサイトなどでユーザーが書いていたり、あるいはQ&Aサイトの投稿であることがほとんどです。
これらのエラー解決方法は基本的に無料で公開されていることが多いです。

他人に聞く

最終手段である「他人に聞く」というのは、エラーメッセージを元に質問文を作成し、他の人に聞くという方法です。
Q&Aサイトやブログのコメント欄などに質問文を投稿して、聞きます。
これは質問文の作成のコストはありますが、その他の解決などは他人がやってくれるため、非常に楽な方法です。
また、その道の専門家などから回答を貰えれば具体的なエラー解決ができるため、非常に便利と言えます。

エラーメッセージを元に質問文を作成

エラーメッセージの元は加工せずに質問文に掲載するのが望ましいですが、個人情報などが含まれる場合は加工しておきます。
いつ、どこで、なにが起こったかを書いて、そのエラーメッセージが出力された経緯を説明します。
質問文は具体的に詳細に書き、長くなり過ぎないように注意しましょう。
人が読むということを忘れずに、主語述語を意識して書きます。

質問文を作成したらしばらくそれを放置して時間を置いてから見返してみてもいいかもしれません。
そうすることで質問文のクオリティが上がって、良い回答を得られやすくなります。
質問文が適当だと、返ってくる回答も適当であることが多いので注意しましょう。

また、基本的には同じエラー内容で質問できるのは1回だけです。複数回投稿するのはマナー違反であることが多いです。ですので、念入りに質問文は作成しましょう。

有名な質問サイトで質問する

質問文を作成したらQ&Aサイトにその質問を投稿します。
有名なサイトには↓があります。

サイトは会員制のサイトであることがほとんどです。
そのためメールアドレスを用意して会員登録するようにしましょう。

質問の作法

これらのQ&Aサイトの質問の回答者は基本的には無料で活動しているということに注意してください。
つまり、質問するにあたっては礼儀が大事です。
自分のエラーメッセージを具体的に書いて、他の人がエラー解決しやすくします。

また、質問者からの文句や罵倒などは論外です。どんな回答が来ても親切丁寧に対応しましょう。

エラーを解決出来たら

エラー解決が出来たら、気が向いたらでいいですがその解決方法を共有するようにするといいかもしれません。
あなたの解決したエラーがもしネットにそれほど見当たらないなら、その解決方法を必要としている人が他にいるかもしれません。

エラーメッセージを元に解決記事を作成する

エラーメッセージを元にエラー解決記事を作成します。
基本的には質問文の作成の要領と同じです。
具体的に詳細に書き、いつ・どこで・なにが起こったのか書きます。

注意点として、自分の名前などの個人情報は掲載しないようにしましょう。
ネットに放流するとその記録は永遠に残るということを忘れないようにしておいてください。

ネットで記事を共有する

ブログサイトなどで記事を書いて共有します。
有名なサイトには↓があります。

記事の共有はエンジニアとしての貢献度にも影響します。

おわりに

今回はプログラミングのエラー解決方法を3つ紹介しました。
この3つは普遍的な方法で、もしかすると何十年経っても有効かもしれません。
ぜひ身に付けてエラー解決できるようになっておきましょう。

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