効率的なプログラミングの学習の順番
- 作成日: 2021-02-05
- 更新日: 2023-12-24
- カテゴリ: プログラミング
効率的なプログラミング学習の順番とは?
プログラミングを学習していると、果たして自分のプログラミングの学習の順番はこれで合っているのだろうか?
という不安に襲われることがあります。
実はその不安というのは正しくて、プログラミングの学習には決まったパターンがあり、そのパターンにそって学習すれば効率的に学習することが出来ます。
結論から言うと↓の順番でプログラミングを学ぶと効率的です。
- 最初にHTMLを学ぶ
- 次にCSSを学ぶ
- 次にプログラミング言語を1つ覚える
- 最後にフレームワーク/ライブラリを覚える
この記事では具体的に↑のパターンでプログラミングを学習するということについて見ていきます。
最初にHTMLを学ぶ
まず最初に覚えてほしいのがHTML(エイチティーエムエル)という言語です。
これはWebページを記述するための言語で、マークアップ・ランゲージとも呼ばれます。
HTMLはプログラミングでよく登場する言語の代表格と言えます。
HTMLは「Hyper Text Markup Language」の略です。
World Wide Web(WWW)が登場する以前から存在している言語で、かなり歴史のある言語の1つです。
なぜ最初にHTMLを学ぶのか?
最初にHTMLを学んだ方が良い理由ですが、これは簡単な理由です。
理由は、Webアプリを作りたい場合はこの言語がとにかくたくさん使われるからです。
たとえば自分のホームページを作りたいとします。
その時に使われる言語として必須なのがこのHTMLです。
HTMLを使わないとテキストだけのページしか記述できません。
しかしHTMLを使えば色々な構造のページを作ることが出来ます。
HTMLはXMLというデータ記述言語とも関係が深く、HTMLを覚えれば半分XMLを使えるようになったも同じことです。
そのためHTMLを覚えると一石二鳥と言えます。
HTMLを学ぶことで得られるメリット
HTMLを学ぶことでプログラミングの基礎教養を身に付けることが出来ます。
HTMLを使わない分野もありますが、将来的にその分野をメインにプログラミングをしたい場合も、このHTMLの知識は無駄にはならないでしょう。
「あ、自分のホームページ作りたいな」とふと思ったときに、HTMLから学習しなきゃいけないというのはなかなか腰が重い話です。
最初のほうでHTMLを覚えておけばそんな風にならなくてすみます。
次にCSSを学ぶ
HTMLを覚えたらCSS(シーエスエス)を覚えるようにしましょう。
CSSはHTMLの構造をグラフィカルにデザインできる言語です。
これがあると見た目が派手なWebページを作ることが出来ます。
CSSは「Cascading Style Sheets」の略です。
CSSは奥が深い言語なので、完璧に覚えることを目標にしてはだめです。
良い感じで何となく使えま~す的なあんばいで覚えるようにしましょう。
なぜCSSを学ぶのか?
今のWebではCSSを使ってWebページの見た目を整えるのが主流になっています。
そのためHTMLとCSSを覚えておけば、見た目が綺麗なWebページを作ることが出来るようになります。
HTML単体では質素で見た目も派手ではないページしか作れませんが、CSSを覚えることでその見た目を派手にすることが可能です。
また、CSSは最近Webに留まらずいろいろな分野のプログラミングに進出してきています。
たとえばデスクトップアプリを作るためのライブラリであるGtkでは、CSSでアプリのデザインを書けるようになっています。
その他JavaScriptのGUIライブラリElectronでも使うことが出来ます。
HTMLを覚えてCSSを覚えないのは、ハンバーグの作り方を覚えてソースの作り方を覚えないのと同じです。
CSSはHTMLの知識を倍に活用することが出来ます。
CSSを学ぶことで得られるメリット
リッチな見た目のWebページを作れるようになります。
簡素なWebページから卒業してWebに溢れる素敵なデザインのページに仲間入りをしましょう。
あなたのセンス次第でありとあらゆるデザインを試すことが出来るようになります。
CSSに加えてJavaScriptも使えれば鬼に金棒ですが、必須ではありません。
余裕があったらJavaScriptも覚えてみてください。
次にプログラミング言語を1つ覚える
HTML/CSSを覚えたらプログラミング言語を1つ覚えます。
これはなんでもいいですが、自分の目的にあったプログラミング言語を1つ覚えるようにしておきます。
プログラミング言語はプログラミングの主役
ここで覚えるプログラミング言語は将来的にあなたのプログラミングの主役になるものです。
これがないとはじまらないと言える存在になります。
ですので、どんなプログラミング言語がいいか慎重に選ぶようにしておきましょう。
代表的なプログラミング言語は↓のようなものです。
- C
- C++
- JavaScript
- Ruby
- Python
- Java
- Kotlin
- Go
- Rust
- PHP
プログラミング言語の選び方
プログラミング言語を選ぶ場合、将来的に自分が何を作りたいのかを考えて選ぶ必要があります。
たとえばWebアプリを作りたいならRuby, PHP, Pythonなどの動的言語。
動作の速いデスクトップアプリを作りたいならC/C++などの静的言語。
スマホのアプリを作りたいならJava, Kotlinなどなど。
一番いいのはプログラミング言語を複数覚えてしまう方法です。
プログラマーはこの手をよく使います。
その時に覚えるのは動的言語と静的言語を1つずつというパターンなど、いろいろ選びようがあります。
最後にフレームワーク/ライブラリを覚える
プログラミングの学習の大詰めではフレームワークやライブラリの使い方を覚えます。
Webアプリもデスクトップアプリも、最近はプログラミング言語単体で開発するというのは少なくなっています。
ほとんどの場合、フレームワークやライブラリを使って開発することになります。
RubyでWebアプリを作りたい場合はRailsというフレームワークが有名です。
Webに溢れているRuby製のWebアプリはほとんどこれで作られています。
PHPならLaravelが有名で、最近人気があります。
PythonならDjangoが有名です。
自分の作りたいアプリを明確にする
フレームワークやライブラリを選ぶ場合は、自分の作りたいアプリを明確にしておくようにしましょう。
自分の作りたいもの、たとえばWebアプリだったりデスクトップアプリだったりが明確になれば、おのずと選択するフレームワークやライブラリも見えてきます。
その他、サーバーのこと
その他、プログラミングからは外れますが、もしあなたがWebアプリを作りたい場合は、サーバーの知識も無駄にはなりません。
サーバーとはWebサーバーとDBサーバーのことです。
これらのサーバーの知識を身に付けておけば、もはやWebアプリは完璧と言っても過言ではありません。
最近はNginxというWebサーバーとMariaDBというDBサーバーが人気があります。
おわりに
今回はプログラミングの効率的な学習の順番について見てきました。
結論としては↓の通りです。
- 最初にHTMLを学ぶ
- 次にCSSを学ぶ
- 次にプログラミング言語を1つ覚える
- 最後にフレームワーク/ライブラリを覚える
このパターンはプログラミング学習の王道とも言っても良いかもしれません。
私もこのパターンで学習しました。
この記事がみなさんの一助になれば幸いです。