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Pythonのif文とbreak文を組み合わせて使う方法【初心者向け】

  • 作成日: 2022-04-03
  • 更新日: 2023-12-25
  • カテゴリ: Python

Pythonのif文とbreak文を組み合わせて使う方法

Pythonではif文とbreak文を使えます。
この2つを組み合わせて使うと複雑な処理を書けるようになります。

この記事ではPythonのif文とbreak文を組み合わせて使う方法を解説します。

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if文とは?

皆さんもご存知のようにif文とは条件分岐するための文です。
if文は↓のような構造になっています。

if 条件式:  
    処理  

条件式に式を書き、それが真であればif文の処理が実行されます。
この「if文の処理」の部分にはbreak文を書くことも出来ます。
ただしif文がループの中にある場合にだけです。

break文とは?

break文はループから脱出するための文です。
ループ中でbreak文が実行されると、その時点で最寄りのループ文から脱出します。

for i in range(4):  
    print(i)  
    break  

たとえば↑のコードを見てください。
for文で4回ループを回すコードです。
ループの中ではprintしてbreakしています。

このようなコードの場合、実行結果は↓になります。

0  

つまりカウント変数が0の時にbreak文が実行されるので、ループから脱出してループは1回実行されるだけになります。

if文とbreak文を組み合わせて使う

if文はfor文やwhile文などのループ文の中に書くことができます。
そしてbreak文も同じです。

ループの中でif文を使ってbreak文を書く場合、たとえば↓のようにコードを書きます。

for i in range(4):  
    if i == 2:  
        break  
    print(i)  

↑のコードは実行すると↓の結果になります。

0  
1  

さきほどのコードは、カウント変数iをif文でチェックしています。
カウント変数i2になったら、if文の条件式が真になります。
そうするとif文の処理であるbreak文が実行されます。

カウント変数が2の時にif文の中のbreak文が実行されるので、ループでprintされるカウント変数は「0」「1」のみになります。
3以降はループが終了しているので表示されません。

このようにループ文の中でif文とbreak文を使うと、特定の条件になったらループから脱出するということが可能になります。

二重ループの中でif文とbreak文を使う

break文が脱出するのは「最寄りのループ文」からです。
たとえば2重のループ文の場合は注意が必要です。

for i in range(10, 14):  
    for j in range(4):  
        if j == 2:  
            break  
        print('内側のループ', j)  

↑のコードを実行すると↓の結果になります。

内側のループ 0  
内側のループ 1  
内側のループ 0  
内側のループ 1  
内側のループ 0  
内側のループ 1  
内側のループ 0  
内側のループ 1  

↑のコードではif j == 2:で条件分岐してループからbreakしてます。
このbreak文が書かれてる場所は入れ子になっているfor文の内側のfor文内です。
ですのでこのbreak文は内側のfor文から脱出しますが、外側のfor文からは脱出しません。

C/C++言語などの他の言語ではgoto文というものがあってこれを使えば2重のループからも簡単に脱出できるのですが、Pythonにはgoto文は無いので工夫が必要です。
goto文は悪と呼ばれることも多い文ですが、用法容量を守れば非常に有用な文であることがわかりますね。

おわりに

今回はPythonのif文とbreak文を組み合わせる方法について解説しました。
if文とbreak文は組み合わせると複雑な処理を書くことも可能です。

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