Web3.0で仮想通貨はどのような役割をするのか?
目次
- Web3.0で仮想通貨はどのような役割をするのか?
- Web3.0と仮想通貨の関係
- 仮想通貨とブロックチェーン
- Web3.0とブロックチェーン
- Web3.0での仮想通貨の役割
- Web3.0の今後の展望
- 仮想通貨に熱狂する人々
- 仮想通貨の展望
Web3.0で仮想通貨はどのような役割をするのか?
「Web3.0」が注目されています。
そして「仮想通貨(仮想資産)」もです。
今のITの話題はこれらがメインになっていると言ってもいいでしょう。
Web3.0においての仮想通貨の役割とはどういったものになるのでしょうか?
これが気になる人は多いのではないでしょうか。
Web3.0における仮想通貨の役割とは?
結論を言うとWeb3.0では仮想通貨は経済活動の通貨として利用されます。
お金の代わりということですね。
そういった目的を持って作られたのが仮想通貨、ビットコインです。
仮想通貨は経済活動の通貨として使用される
Web3.0はブロックチェーンによって個人が国から距離を置いて経済活動を行います。
(もっとも税金は国に払う必要があります)
仮想通貨はそのような経済活動のための通貨として流通する、という根本的な目的を持っています。
この記事ではWeb3.0における仮想通貨の役割について具体的に解説していきます。
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Web3.0と仮想通貨の関係
Web3.0と仮想通貨の関係とはどういったものでしょうか?
実はこれはWeb3.0より仮想通貨のほうが先になります。
つまりまず最初に仮想通貨があり、それからWeb3.0があるわけです。
順序としては最初に仮想通貨、次にWeb3.0です。
ということはWeb3.0は仮想通貨に依存しているわけですね。
Web3.0は仮想通貨に依存している
これの理由はWeb3.0は仮想通貨をベースにして成り立っているものだからです。
つまり仮想通貨が役に立たないものだと判明したらWeb3.0も倒れる可能性が高くなります。
そういった依存関係をしています。
Web3.0は仮想通貨あってのもの
Web3.0は仮想通貨があってのものです。
Web3.0は分散型アプリを特徴とした新しいWebの形です。
この分散型アプリのベースにはブロックチェーンと仮想通貨があります。
ブロックチェーンは仮想通貨を内包しています。
仮想通貨なくしてWeb3.0は成立しません。
つまりWeb3.0では仮想通貨の存在が必須です。
Web3.0では仮想通貨の存在が必須
仮想通貨はブロックチェーンに組み込まれているアイテムの一部です。
ですので仮想通貨が成立しなくなったらブロックチェーンも機能しなくなります。
そうすると分散型アプリも機能しなくなってWeb3.0も機能しなくなるという風にドミノ倒しになる可能性を持っています。
仮想通貨が倒れたらWeb3.0も倒れる可能性大
Web3.0は仮想通貨に依存しているので仮想通貨が役に立たないものだと世間が評価したら、けっこう危ういものになります。
まず仮想通貨の社会的評価が落ちて仮想通貨が暴落します。
そうすると仮想通貨で経済活動を行う人が少なくなります。
そうなるとマイナーと呼ばれる仮想通貨を採掘している人も離れていきます。
ここで言う採掘とはブロックチェーンを維持するための計算を行うことを言います。
マイナーが少なくなればブロックチェーンの規模も小さくなり、ブロックチェーンを使うWeb3.0も機能しなくなる、という具合です。
仮想通貨が機能しない=Web3.0も機能しない
これはあくまで論理的な話で実際にはドミノ倒しのように次から次へと倒れていくということはないと思います。
そしてWeb3.0も無くなりはしないでしょう。
しかし歴史的に世界がWeb3.0を選択するには何よりも仮想通貨の機能的な成立が必要になるわけですね。
Web3.0の成功は仮想通貨にかかっていると言っていいでしょう。
仮想通貨とブロックチェーン
仮想通貨とブロックチェーンの関係を見てみましょう。
ブロックチェーンとは取引履歴を保存する分散型データベースです。
このブロックチェーンには仮想通貨がアイテムとして組み込まれています。
具体的にはブロックチェーンにデータを書き込むにはマイナーに計算を行ってもらう必要があります。
なぜマイナーが計算を行うのかというと計算の報酬として仮想通貨が与えられるからです。
マイナーは仮想通貨欲しさに計算を行うわけです。
マイナーたちが仮想通貨欲しさに計算を行う
その計算によってブロックチェーンが機能する
仮想通貨はこのようにブロックチェーンを機能させるためのアイテムの1つです。
仮想通貨がクローズアップされて騒がれていますがその中心にあるのはブロックチェーンということですね。
仮想通貨はブロックチェーンが核になっている
このように仮想通貨はブロックチェーンが核になっています。
ブロックチェーンがありその副産物として仮想通貨がある、ということです。
ブロックチェーンは仮想通貨をツールの1つとして使っています。
ブロックチェーンは仮想通貨が機能することで機能しています。
そしてWeb3.0はブロックチェーンの上に成り立っています。
つまりWeb3.0は仮想通貨に依存しているということになります。
ブロックチェーンの仕組み
ブロックチェーンは仕組みとしてはP2Pネットワークが特徴的です。
これは分散型のネットワークで中央のサーバー(パソコン)を必要としないのが特徴です。
そしてネットワークの中で色々なパソコンが相互に通信を行います。
パソコンはそれぞれデータベースを持っていてここに取引履歴などのデータが保存されます。
ブロックチェーンは分散型データベース
データベースにデータを書き込むには複雑な計算をマイナーと呼ばれる人たちに行ってもらう必要があります。
そしてマイナーはその計算の報酬として仮想通貨(トークン)を受け取ります。
つまり仮想通貨という報酬があることによってマイナーたちが働きブロックチェーンを維持しているのです。
ブロックチェーンの仮想通貨は発行する枚数の上限が決まっています。
つまり希少性によって仮想通貨には価値が出ているわけです。金といっしょです。
Web3.0とブロックチェーン
Web3.0とブロックチェーンの関係はどんなものでしょうか?
Web3.0は分散型アプリが特徴的な世界です。
そして分散型アプリというのはプラットフォーム(OSみたいなもの。イーサリアムなど)の上で動きます。
プラットフォームはブロックチェーンを使って機能しています。
つまりWeb3.0はブロックチェーンの上で動作している世界、ということですね。
イーサリアムというDAppsプラットフォーム
イーサリアムというのはブロックチェーン技術を使ったDAppsプラットフォームです。
DAppsというのは分散型アプリのことを指します。
ブロックチェーンのデータベースにDAppsの実行ファイルが書き込まれています。
そしてその実行ファイルをWeb3.0を使う人たちが実行する、という形になります。
イーサリアムのDAppsをWeb3.0のユーザーが実行する
イーサリアムはつまりゲームで言うとゲームハードのような存在です。
あるいはOSで言うとWindowsやMacみたいなものです。
DAppsを動かすにはイーサリアムのようなプラットフォームが必須ということですね。
Web3.0はDAppsプラットフォームが成立させる
Web3.0を成立させるものはDAppsプラットフォームです。
つまりイーサリアムなどがそうです。
そしてイーサリアムなどを成立させるのはブロックチェーン。
ブロックチェーンを成立させるのは仮想通貨の価値、ということになります。
Web3.0はDAppsプラットフォーム
DAppsプラットフォームはブロックチェーン
ブロックチェーンは仮想通貨に依存している
Web3.0は仮想通貨のはるか上に立っている世界です。
ですのでWeb3.0について深く理解したい場合は仮想通貨について深く学ぶ必要があります。
Web3.0での仮想通貨の役割
Web3.0の世界では個人の経済活動が国から離れて行われるようになります。
どのように経済活動を行うのかというと仮想通貨をお金として使って取引をするわけです。
ですのでWeb3.0では仮想通貨は通貨としてお金として使われます。
Web3.0では仮想通貨はお金として使われる
これはビットコインの開発者である謎の人物サトシ・ナカモトが描いていた世界です。
国という束縛から解放された個人が経済活動を行って世界を成立させる。
サトシ・ナカモトの目標としていたものです。
Web3.0の今後の展望
Web3.0の今後の展望についても書いておきましょう。
Web3.0は今のところ批判もあるWeb世界です。
一部では流行ると言われて一部では流行らないと言われています。
これはプログラマーやエンジニアの間でも議論がわかれるところです。
Web3.0の評価は世界でも割れている
1つ確かなのはWeb3.0は仮想通貨に依存しているということです。
これは大きな事実ですよね。
Web3.0は仮想通貨に依存している
Web3.0はDAppsプラットフォームに依存しています。プラットフォームの上で動いている世界です。
そしてプラットフォームはブロックチェーンに依存しています。
さらにブロックチェーンは仮想通貨に依存しています。
Web3.0はDAppsプラットフォームに
DAppsプラットフォームはブロックチェーンに
ブロックチェーンは仮想通貨に依存している
理由としてはブロックチェーンを機能させるものが仮想通貨による報酬だからです。
マイナーは仮想通貨の報酬欲しさに計算を行うわけです。
つまりブロックチェーンを成立させているものは仮想通貨でありマイナーであると言えます。
このようにWeb3.0は仮想通貨に大きく依存しています。
仮想通貨と経済理論
仮想通貨は何に依存しているのでしょうか?
実は仮想通貨も依存しているものがあります。
それが経済理論です。
仮想通貨は国家を抜きにして経済活動を行えるように設計されました。
ですので貨幣を作る必要があるのですが、貨幣というものは経済学の世界ではいまだに議論が絶えないものです。
つまり経済学の世界では「貨幣が何であるか?」という結論を出せていないのですね。
経済学の世界では貨幣がなんであるのか、という理論が複数存在しています。
大きく分けて1つは「商品貨幣論」、もう1つは「信用貨幣論」です。
商品貨幣論と信用貨幣論
商品貨幣論
商品貨幣論とは貨幣そのものに価値があるという理論です。
つまり商品貨幣論では貨幣の価値を裏付けているのはその貨幣の希少性です。
ということは商品貨幣論では貨幣の量を増やすと貨幣の価値が下がり、インフレになるということになります。
インフレとは物の価値が上がりお金の価値が下がることを言います。
信用貨幣論
いっぽう信用貨幣論とは貨幣とは負債であるという理論です。
誰にとっての負債かというとこれは借用証書や小切手などを発行する側の負債です。
信用貨幣論では貨幣と言うのは信用によって創造されるものです。
つまり信用貨幣論では貨幣の量を増やしてもインフレになりません。
仮想通貨はまぼろしか?
じつは商品貨幣論と信用貨幣論はどちらが正しいのか経済学的な決着がまだついていません。
主流派の経済学者は商品貨幣論を支持していますがMMTなどを支持する学者は信用貨幣論を支持しています。
この両者の議論とバトルは経済学の中でも白熱しており論争が絶えません。
どちらが正しいのか決着がついていない
仮想通貨はどちらの経済理論を使っているのでしょうか?
仮想通貨の価値はその希少性によって決まっています。
発行上限量が決まっているからですね。
つまり仮想通貨は商品貨幣論に依存する通貨ということになります。
そうすると仮に商品貨幣論が間違いで信用貨幣論が正しいとすると、仮想通貨も間違った理論の産物ということになります。
おもしろいですよね。
仮想通貨に熱狂する人々
仮想通貨に熱狂する人々は世界中にたくさんいます。
しかし仮想通貨の保有量を調べると意外にもその保有率は偏っています。
なんと仮想通貨のほとんどは日本人が所有しているのです。
仮想通貨の所有者のほとんどは日本人
これは驚きですよね。
日本人がどれだけ隠れた資産を持っていたかということの証明にもなると思います。
日本は不況だと言われていますが実はお金を使わない人が増えただけで実際は隠れて資産を持っている人が多かったわけです。
そしてその資産を仮想通貨に突っ込んでいるわけですね。
(^ _ ^) | 隠れ小金持ちが多いのが日本 |
(・ v ・) | 金くれ |
仮想通貨の展望
さてWeb3.0は仮想通貨に依存していることがわかりました。
そして仮想通貨は商品貨幣論に依存しているわけです。
そして経済学の世界では商品貨幣論と信用貨幣論のどちらが正しいのかも決着がついていません。
筆者は思うのですがWeb3.0と仮想通貨の今後の展望は経済学の世界にあると思います。
つまりどの経済理論が正しいのか?
というところが今後の仮想通貨を見ていく点として大事になっていくと思われます。
Web3.0と仮想通貨について深くウォッチしたい場合は経済理論に注目しましょう。
(^ _ ^) | サトシ・ナカモトは商品貨幣論者? |
(・ v ・) | ビットコインは商品貨幣論だね |